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stay foolish

やるせない

うーん、やるせない。

現場を見ていないので自分は判断できないが、これで退場は厳しすぎるのでは。

しかし、事前情報で聞いていた限りではこんなことになるとは思わなかったなぁ。

問題点は2つあって、大元になる出来事と、その後の処理中の出来事。

 

大元になる出来事とその後の処理の間で、どうも話がねじれてきたというのか。

ただ、こういうときに気をつけなければいけないなあと思ったのは

正しいという思いこみと、認めたら損するかもという心理。

今回の場合、自分には事実はわからない。

ただ、その出来事そのものよりも泣き寝入りすることが許せないだとか、

小さなことでもきちんとしないと気が済まないとか、

責任がどこにあるのかをはっきりしたいとか、

損したくないとか、認めたら終わりとか。

相手の出方によって感情的になるのはわかるけど、

それにより解決から遠ざかってしまうのは違うよなあ。

 

もうひとつ、今回学んだのは第三者の振る舞い。

何によってその人が傷ついているのか、何が嫌なのか、何を大切にしているのか、

何がその人の基準なのかは当人にしかわからない。

それを第三者が「自分だったらこう考える」ということで判断してはいけない。

三者がどちらか寄りの態度をとった瞬間に、寄られた側の人は

「ほらね、やっぱりみんなもそう言ってる」ということになる。

たった一人がその他全員ということになるし、自分が正しいという判断に

なってしまう。

逆に、その反対側の人は批判されているような気になるし、

自分が軽く見られているように感じてしまう。

 

そして、その第三者が所属組織だった場合、さらにややこしくて、

どちらかを擁護する態度を取れば周りの人たちは「あー、そっちを選んだんだ」

と考える。

それはだれがどう見てもそうとしか見えない場合は、正しい判断をしたということで

評価は上がるかもしれない。

だけど、大体のことは賛否があるのだから簡単に判断をしてはいけない。

だからこそ今回みたいな場面は、介入しすぎちゃちゃいけないと思うんだよねえ。

勝手にやって、という態度でほったらかしはもっと良くないが、

組織としてどういうスタンスなのかをしっかり説明して当事者に任せるのが

よかったんじゃないかなあ。

しかしまあ、最終的には組織としても理由があってということにはなっているが

その判断自体もそうだし、そこに至るまでにも他にやり方があったんじゃないか。

 

最後になにより、残された自分たちへの態度も考えなければいけない。

具体的にどういう経緯で、どういう言葉が出てきたからこうなったのかを

しっかりと説明をしないもんだから、それってアピールしたもん勝ちなんじゃないの?

とか邪推が出てくる。

そりゃ困るのはこっちなんだもの、こういうことになったから大変だけど

なんとか頼むと言われただけでは、こっちの気持ちは??となるよ。

 

とにかく、今回の一件はまだ自分の中に波紋を広げそうだ。

ということで今日はこのへんで。